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【北極海航路】世界で最も汚染された都市の燃料流出事故その後、永久凍土の融解で未知の病原菌が放出される
【ノリリスクには、古代の菌や温暖化ガスが詰まっている!?】
越境3.0チャンネルでも取り上げた閉鎖都市(秘密都市)ノリリスクの続報です。前回の動画では、ノリリスクの汚染された環境、レアメタル企業ノリリスク・ニッケル傘下の火力発電所の燃料貯蔵施設からディーゼル油(経由)が2万トン流出した事故をご紹介しました。
その後、時事通信社から「燃料回収作業に100億ルーブル(約160億円)、ロシア北極圏の流出事故」というニュース記事が発表されました。続々と新たな情報が明るみになる中で、新たな事実をご紹介させてください。
永久凍土は、富士山の頂上付近をイメージしていただくとわかりやすいと思います。2年以上温度0度以下の地盤であり、5万年~十数年前に蓄積された、マンモス等の絶滅種、トナカイ等の動物、植物が地面の下で凍ったままになっている土地です。
昨今の地球温暖化によって、こうした永久凍土は融解を続けています。その結果、地盤が落ち込み、ノリリスク・ニッケル傘下の燃料貯蔵施設が破損したということですが、そうであるならば、問題は「永久凍土上の全ての建物は大丈夫なのか?」と一般化されそうです。
永久凍土の融解から派生する問題は、上記の事例にあるような地盤沈下・地殻変動のみならず、地中に留まっていたメタンガス・炭素水素等温暖化ガスが排出されること、炭疽菌等過去のウイルス、病原菌が地上に拡散されることにも波及します。
実際に、Twitterで、永久凍土を爆発させる動画が注目を集めていましたし地下にメタンガスを採掘しに行くことで環境を汚染してしまう事例もあります。また、2016年にロシア極北ヤマロ・ネネツ自治管区では、永久凍土下で凍っていたトナカイに感染していた炭疽菌(病原菌)に、人間が集団感染したこともあります。
エネルギーや非鉄金属工業など、人々の暮らしを支える経済の柱ですが、水面下には様々な問題を抱えているノリリスクについて、皆さんはどう思いますか?
【北極圏の過去動画】
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記事作成日:2020/6/9